なぜ脂質はとりすぎてしまう?汗で脂を洗い流そう

油まみれの食事会

幼稚園の保護者懇親会があって、ある食事処に行く機会がありました。

大人数での利用でしたから、事前にメニューをみて注文するものを決めるよう言われていました。たしか3、4種類の中から選ぶようになっていたと思います。

でもその選択肢が難しい…なぜかというと、どれも脂っぽそうなメニューばかりだったから!写真つきでなかったけれど、フライや天ぷら、肉などがメインの定食らしいのです。むむむ…

今週に入ってからというもの、子供たちも私も、鼻水と咳がひどくて体調がすぐれません。数日前には嘔吐したりと胃腸の調子も悪く、脂ものは重すぎると感じていました。でも団体行動だしなあ…と、ついつい足並みをそろえてしまい言いたいことを言わなかった^^;

みんな何を選んだんだろう?と見てみると、かつ丼、天丼が大多数という結果!揚げ物すごい人気です。

私も天ぷらにしたものの、出てきた食事にまたびっくり!

山盛りの天ぷらにたくさんの白ご飯。ドレッシングの方が多そうなちょこっとサラダ。なぜか天かす入りうどんもついてる(笑)炭水化物多すぎだし、どれも油まみれなんです。

衣をはいで食べればまだマシかな~と思って衣を残して食べましたが、それでもかなり重い。お店の天ぷらは衣が多めについている為、剥いでしまうと細いエビだの、ぺらっとした野菜だのしか入っていないんですよね。山盛りになった衣を見てまたゲンナリしました。

ところがふと周りをみると、皆さんキレイに完食していらっしゃるではないですか。大丈夫なのかな。

本能が欲しがっている、油と砂糖

脂質のとりすぎがこれだけ周知されている現代なのに、外食に行くとこういった体に負担がかかりそうなメニューをよくみかけます。なぜもっとバランスのいいメニューにしないのか?不思議に思っていました。

つまりこういう油まみれのメニューの方が人気があって、売り上げがよくなるということ。消費者はなぜ、わざわざお金を出して健康を害するようなものを選んで食べているのでしょう?

人間の体のつくりや感覚は、古代からあまり変化していません。それに比べて現代の食を取り巻く環境は大きく変化してしまっています。

自然にはありえない、高度に精製された加工品たち。甘味はスクロース100%、塩分も塩化ナトリウム100%、うまみ成分も合成されたグルタミン酸などをたっぷりかけています。「油を売る」の語源にもなるほど、かつて油を精製するのは多大な時間がかるため高級品で手に入りにくかった。現在では浴びるほどの油を、びっくりするほど安く買えます。

常に飢え死にの危機にさらされていたご先祖さまたちは、自然物の中から生命維持に役立つ栄養を優先的に嗅ぎ取るため、味覚を発達させてきました。

甘いもの、こってりしておいしく感じるものは炭水化物や脂質が多く、筋肉や脳のエネルギーになってくれます。人間の本能として、これらの味を求めてしまうのは致し方ないことなのです。

ですが現代は、これらの原始的欲求を科学が解明してしまったこともあって、「油と甘味があればおいしいと思われる」「合成うま味成分をたくさん使う」ことが横行するようになっています。

ちょっと意識して、スーパーで食品の裏に書いてある成分表示を見てみましょう。加工品にはかなりの確率で糖質と脂質が添加されていることに気が付くと思います。うま味成分も同様です。「無添加」などとうたっているにもかかわらず、しっかり入っているものもたくさんあるんですよ!「全ての添加物が無添加」と書かれていないものは、何かしら別の添加物を使っていることが多いんです。

「おいしい」というセンサーを錯覚させる現代加工食品

最近は栄養学にとらわれず、住んでいる土地の旬のものを食べましょうというキャンペーンを、各地で目にする機会が増えてきました。

自分が必要としているものを口にするとおいしく感じる、というのは古代中国から連綿と伝わる真理です。漢方薬では、体質「証」にあった薬方はおいしく感じ、「証」が変わると感じる味も変わると言われています。体に合ったものが一番味覚を心地よく刺激してくれるはずなのです。

自分が美味しいと感じるものを食べるというのは鉄則ですが、現代においては「美味しいと錯覚させられているもの」があふれているということを忘れてはいけないと思います。

特に子供たちの味覚への攻撃力は計り知れません。うちでも気を付けて食材を選んでいましたが、余所でいただいた添加物まみれのおやつや加工品を通じ、すっかり味覚汚染が進行しています^^;彼女たちにもそういった口当たりの良いものが何からできているのか知ってもらうことで、少しずつ自分の体を守る意識をつけられるようにしていくつもりです。

脂質や糖質をとりすぎた!と感じた場合の対処法

基本的には過剰に摂取した分を吸収しにくくすること。そして速やかに外に出してしまうことです。

ただとりすぎただけでは漢方はいりません。とりすぎたまま溜めて、気の流れを悪化させてしまったときには薬の出番ですが、まずは食や生活の見直しで何とかできるうちに対処する方がずっと大事です。サプリメントや機能食品よりも、まず自分が変えられることから始めましょう。

吸収を遅らせるものとして一番優秀なのは食物繊維です。しかも排泄も助けてくれます。おかしなものを食べる前後には、たくさんの野菜や海草、きのこなどをとりましょう。王道ですが、王道にはずれなし!です。

水をしっかりと飲むこと。食べ過ぎ気味の人たちは水分ではなく、水の方が電解質バランスを崩しにくくていいです。塩分はまだしも、糖分入りの水分は絶対ダメ!

そして、しっかり汗をかくこと。これが実はものすごく効果的で、必ず知っていてほしいことです。汗は第三の排泄器官です。しかも腸や内臓への負担を軽減してくれます。「べたっとするから汗かきたくない」なんてものすごーくもったいない。制汗剤なんていらない!ぜひ汗をかきまくれるこれからの季節を有効に使ってほしいと、バーサは願っています。

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