夫の難聴に、ステロイドを使うべきか否か

以前から耳の聞こえが悪いと言っていた夫が、やっと耳鼻科を受診しました。

健康診断でも指摘されるほどだったので何とか養生させたかったのですが、中々休む余裕もなく過ぎていましたので、やはり悪化していたようです。

片方の低音域がかなり聞き取りにくくなっていて、もう片方も標準よりやや聞こえにくい状態らしいです。鼻水も壊れた蛇口のように出っ放しになってもう1か月以上。のども違和感が続いているようです。以前やったアレルギーテストでは花粉症ではないはずなのですが…どうしたものだか。

けっきょく先生の診断は難聴、逆流性食道炎、アレルギー性鼻炎でした。

普段ムダな薬をださないと評判の耳鼻科の先生なのに、夫は大量の薬が記載された処方箋を持ち帰ってきました。今まであそこからこんなに薬がでたとこみたことない!

処方はやっぱりプレドニゾロンがメイン…うう~む。

突発性難聴の治療は、基本的にステロイドが第一選択薬です。内耳や神経の炎症を抑えるためですし、実際治療成績も優れています。ですが全身性の副作用がありますし、何よりこれは症状を抑え込む薬なので、できることならば使用したくはない薬なのです。

そもそも症状というものは厄介に思えますが、実は全て身体にとって必要だから起こっているものなんです。

例えば、鼻水がでるから止めたい。でも、これを止めたらどうなるか、考えたことはありますか?

鼻水はどこかから湧いて出たものではありません。間違いなく自分の体から出て来たものです。鼻を洗い流すため?それとも鼻の奥にたまった水分を排泄するため?理由はわからずとも体は今、鼻から鼻水を出すべきだと判断して、わざわざ体液の一部を鼻から排泄してくれているというのが、鼻水の真実です。

炎症も同様です。今その部位で炎症反応が起きているということは、体にとってデメリットよりメリットが上回る何かがあるはずなのです。

ステロイドはそういった事情の全てを無視して、まるでブルドーザーで無理やり整地するかのように、症状の全てを抑え込んで均してしまうのです。その結果、うまく排泄できなかった何かは蓄積され、やがてはより大きな症状を引き連れてきてしまう恐れがあるのです。

ですが、強すぎる症状は、やはり身体を破壊します。自己治癒力が落ちてバランスを欠いている時などはなおさらです。そういったときは、一時的に強い薬剤で強制的にバランスを戻すという荒業を使った方が効果的な場合だってあります。

ステロイドに限らず、抗生物質や抗がん剤など、強力な作用を持つ医療用医薬品は、どれもこのリスクバランスを考えて服用を慎重に検討しなければならないものなのです。何にでも効く魔法の薬など存在しなく、毒をもって毒を制すような、諸刃の剣の半毒半薬があるだけです。

バーサは薬を否定するものではありません。ですが、やみくもに薬に頼って症状を見えなくすることを治療とは考えていません。あくまで個々の状況に応じて判断すべきと思っています。

今回でいえば、夫の症例で難聴が悪化していった経過や背景を考慮すると、私個人の判断になりますが、夫が今の仕事を変えることが一番の根治治療になると考えます。ですから本音をいえば、ステロイド剤を服用するのはさけてもらいたかった。

難聴が起こる原因は、西洋医学を主体とした現代医療においては不明とされています。しかし東洋医学や漢方、整体などの分野では、経験的に知られている要因がいくつかあるようなんです。長くなりそうなので、それはまた別の記事でまとめておこうと思います。

できることならステロイドでたたくのは、そういった要因を改善してからにしたいものですが…難聴には脳の疾患からくるものもありますので、あまり悠長にかまえていられない事情もあります。

先生からは、ステロイドを服用しても改善しなかった場合、脳のMRI検査を受けるよう言われています。どちらのリスクをとるべきなのか。決めるのは最終的には本人です。

彼がどんな道を選んだとしても、それを応援し、援助すること。私にできることはいつだってそう多くはない。

せめてベストな決断を下せるように、たくさんの情報を整理して、一緒に考えていけたらいいと思っています。

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