イライラにも、愉気と漢方! 我が家の漢方その②~抑肝散~

8歳の長女は、ストレスをためやすいです。

普段学校では強く主張せず、周りの意見に合わせる傾向があるようです。8歳といえば、ふつうは自己主張が激しいお年頃。しかも他人の気持ちを慮るなんて高度な技術は身についていない。結果お友達の言いなりになりがちで、自覚はなくともストレスになっているようなのです。

ところがそれだけでは済まないので、うちに帰ると発散が始まります。手始めに自分より弱い妹をいじめてみたり、ふてぶてしい態度で言われたことを無視したり、声を荒げて怒りながら行動したりと、いわゆる「反抗期」的な態度になっています。

注意してもふてくされているのですが、一定の限界を超えると今度は大声で泣きわめくので大変!近所中に響き渡りそうな大音声です。こうなるとパニック状態なので、声をかけても話をしようとしても、まともに聞けるような状態ではなくなってしまいます。

残念なことに、これがほぼ毎日のように繰り広げられるのでさすがに疲れるし、いらっとしてしまいます…

でも、私もかつて小学校低学年だったことがありますし、同じように制御不能なイライラを抱えていた時期がありました。その時は私も親に対して「なぜこんなに辛いのにわかってくれないのか」という怒りを感じていましたので、娘も辛い状況であろうことは理解しているつもりです。

今夜のこと。自分でドライヤーを使い髪を乾かすことを練習中な娘ですが、今日は全部やってと騒ぎました。できるところまでやったら仕上げはやってあげるといっても聞かずに、結局大泣き^^;

スイッチが入るきっかけはいつもこうした些細なやりとりから始まります。譲ることができずにかたくなに主張しつづけるのです。

私はいらっとしつつも、娘が自分の感情の波におぼれている様でかわいそうでなりません。

妹みたいに全部お世話してもらいたい、何も気にせずにいられたあの頃に戻りたい、わがままをきいてほしい、自分の主張を聞き入れてほしい、自分の悪いところを認めたくない、良い子にふるまえない自分がいらだたしい、でもそれすら全部受け入れてほしい…いろんな感情がうずまいて苦しそう。

言葉では響かないので、こういうときはぎゅーっと抱きしめてしまいます。これは、平静を取り戻した後に本人が「こうしてもらうと落ち着ける」と言っていますので、効果ありです。

落ち着いてから、「甘えるのはいいけれど、お世話してもらうことと甘えは一緒ではないよ。あなたが自分のお世話をあなた一人でできるようになるために手助けするのが親の仕事なの。やってあげられなくても、ちゃんと応援しているよ」という話をしました。「うん…」と言っていたけれど、本当に理解できるようになるまではまだまだかかりそうです。

ちなみに私は抱きしめる時、強めに背中を押して胸椎5番あたりの筋肉のコリをほぐすようにしています。大騒ぎしたあとは、押すとたいていここがポキッと鳴ります。野口整体では胸椎5番近辺は感情の中心で、ここの骨がでていると不安定になりやすいそうです。

本当ならじっと愉気して治したいところなのですが、騒いでいるときは絶対愉気なんかさせてくれないので仕方なくスキンシップがてら押すだけになってしまいますが、それでも効果ありです。ただ、骨が動くときはむず痒いような痛みがでることがあるため、本人には「愉気しないで!」と言われ、不評ですね。

他にも首まわりや頭の付け根に硬結ができているときもイライラしやすいですから、落ち着いている時や寝る時にじっと手をあてておくと次の日楽になるようです。

私自身も同様の症状がでていて苦しい時、自分で愉気しても改善しない時は、夫にやってもらっています。

(ちなみにこの愉気、やり方は簡単で、気になる患部に手をあててじっと集中するだけでできます。手のひらや指先からは意識しなくとも皆気がでていますので、何も考えずに手を置いていても効きます。ただ自身の気を分けてしまうことがあるため、乱用はしない方がいいですよ!)

このほか、長女も漢方を飲んでもらっています。彼女の薬方は抑肝散(よくかんさん)です。

バーサが飲んでいる芎帰調血飲と比べると、知名度は高い薬方だと思います。よく高齢者の興奮状態を落ち着かせる目的で処方されているのを目にします^^;

そう、抑肝散は、イライラや興奮状態を落ち着かせる薬なんです…どちらかというと、怒りを表に出せない人向けといわれています。ストレスをためてしまう娘には、合っている感じ。

次女も、日によりますがそういう傾向があるので、姉妹で服用することもあります。当帰が入っているのでセリのようなすーっとした匂いがしますが、私は比較的飲みやすい漢方だと思っています。でも、子供たちには不評で、特に次女は嫌そうにしてますね…やはり証が少しあっていないようです。

暴れぶりが激しい時は、甘麦大棗湯(かんばくだいそうとう)を一回だけ服用させます。これも精神症状を落ち着かせる薬方ですが、抑肝散に比べると早く効きます。ただ、構成生薬に甘草が5gも入っているので、常飲はさせたくない薬方なのです。

抑肝散は1日3回ですが、実際はいやがって夜寝る前くらいしか飲んでくれていないので、夕方から夜にかけて発作(?)がおきるのかもしれません。きちんと服用した時の症状の変化も知りたいけれど、無理はしない程度に飲んでくれたらそれでいいと思っています。医師も、飲めるときだけで良いと言って下さっています。

薬剤師の私がいうのもなんですが、薬は万能ではありません。ですから普段の生活や食事、ものの考え方、精神状態、気のめぐり、身体の整え方、いろんな方向からのアプローチが必要だというのが私の持論です。

薬は、崩れたバランスを整えるためのツールの一つにすぎない。過信して頼りすぎないように、自分にできることは何なのか、いつも意識していることの方が大切だと思っています。

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