目線をあわせてつながる心

上の娘が授業で作った図工作品を、参考作品として1年間小学校で展示したいという申し出をいただきました。

前回の授業参観の時に見たのですが、なるほど確かによくできているなと思っていたので、先生方からも注目していただいたことは嬉しい限りです。

その作品は紙版画で、テーマは「自分」。自分が何かをしているところを描くという課題だったそうです。

多くの子供たちが選んだシーンは、体育や遊んでいるところなどの「動」。本を読んだり寝たりしているところにしようと思う子は中々いなそうですものね。

さて、そんな中わが娘君が選んだ場面は…「猫をみている私」でした。

我が家のアイドル、黒猫なつめを寝転んで見つめている構図。これを版画で表現しようとは!娘の思考回路は私の想像の斜め上を行っていたようです。

それでも誰が見ても寝転んでいる体勢だとわかるし、見ているものが黒猫だということもわかるほどの技術も伴っていて、たしかに参考作品としてふさわしいかと思います。

私が特にいいと思ったのは、「目線」です。

小さな猫の目に、自ら寝転んで目線を合わせに行っている。大きい私と小さな猫の対比。目線でつながる心の通わせ合い。その関係性まで表現されているところが素晴らしい!

猫のことが大好きで、この子と対等な信頼関係を築けているということが、鑑賞した人にもちゃんと伝わってくる。たぶんこれは版画でなく普通の絵画だったとしても、いい作品になっていた構図じゃないかなと思います。

本人はたぶん深く考えていないでしょうが、子供の作品には素直な心が映し出されていて、いつみても感動しますね。

どんどん自我が強くなっていき、作品も「作りたい衝動」から、「評価されたい承認要求」へと目的意識が変わっていってしまう小学生期。8歳の娘が、人の目を気にせず心のままに表現できる期間はおそらくそう長くはないでしょう。

今しかないこの輝きを日々大事に見つめていたいなと思います。

とはいうものの、多感な青年期を超えると一周まわってまた素直な心の表現を取り戻すことも多いですから、彼女ならきっと大丈夫と信じて気長に待つのもまた楽しみではありますね。

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