葛根湯を選ぶ時の風邪症状

葛根湯を風邪で服用するときの症状は?

葛根湯は漢方薬で自然の成分である生薬から作られています。だからといって、誰でもどんなときでも使っていいのかというと、そんなことはありません。この漢方に合った症状のときに、用法を守って服用することが大切なんです。

ところで薬局やドラッグストアで販売されている葛根湯の箱の裏を見ると、次の内容が書かれています。

体力中等度以上のものの次の諸症:感冒の初期(汗をかいていないもの)、鼻かぜ、鼻炎、頭痛、肩こり、筋肉痛、手や肩の痛み

用法:食前(食事の30分前) 水またはお湯

これを見ただけで、皆わかりますか?1つか2つ当てはまる症状があればいいかな~って感じで選んでませんか?そもそも、この症状全部当てはまるときってそんなに多くないですよね。

漢方薬には、それぞれに「まず押さえておきたい症状」というのがあります。葛根湯以外にも風邪のときに使う漢方はたくさんありますが、

①体力:わりとある②汗:かいていない→葛根湯か麻黄湯

③こわばりや痛み:ある→葛根湯、 ない→麻黄湯

④鼻水、くしゃみ、咳がある→麻黄湯、 あっても強くない→葛根湯

といった具合に選びます。

ちなみに、

①体力:あんまりない②汗:出てる→桂枝湯

①体力:ふつう②汗:でてない、でも④鼻水がズルズル→小青竜湯

という有名な漢方もありますので、症状を参考にして選んでください。

実は先日、家族で一番の体力自慢の夫が、珍しく熱を出して早退してきてビックリ!

今回の症状は、発熱38.2℃ 悪寒 肩こり(首が縮こまりねじ曲がるような感じ)頭痛 関節痛 上腹部痛

15時に帰宅したので、まず粉末の葛根湯を温服(お湯にといて飲む)。漢方薬が食前服用となっているのは、胃がからっぽのときに飲む方がよく効くからです。食べる前に飲む!それが漢方。

とても寒がるので、まだまだ熱が上がりたい様子。布団をありったけ重ねて布団蒸しにし、身体をとにかく温めます。

葛根湯の効果が出始めて19時には39℃近くになり、汗がたくさん出るようになりました。汗が出ると熱はもう充分出たという証なので、あとはひたすら冷やさないように体を休めるだけ。

汗が冷えたり引っ込んだりするのが一番大変なんです!乾いたタオルでふき取り、熱が落ち着いてきてから着替えて身体をぬれたままにしないように気を付けます。

無事翌朝には36度8分まで戻り、葛根湯は終了!なんとか仕事へ向かうことができました。念のため、桂枝湯を追加で1日服用してもらいましたが。

風邪じゃなくても葛根湯!?

葛根湯の構成生薬は次の通りです。

葛根 大棗 麻黄 甘草 桂枝 芍薬 生姜

葛根湯の君薬(主な作用を担う生薬)はやはり葛根。舒筋作用といって、頭痛や背中の痛みやこりをとる効果が強いです。だから風邪じゃなくても葛根湯は使えます!また、含有するプエラリンなどのイソフラボン類には女性ホルモン様作用や抗炎症作用があるため、乳腺炎の治療にも使われます。

民間療法でいいとされる葛湯やくず餅。同じクズの根を使ったものですが、こちらは精製されたでんぷんが原料なので薬効はないそうですよ…残念。身体をあたためる効果はもちろんありますので、がっかりせずにおいしくいただいて下さい。

同じ葛根湯でも違う!?

ひとくちに漢方薬といっても、中に入っている生薬の量は流派によって変わることがあります。ひどいときは、生薬の種類まで変わってることがあります。

葛根湯も、T社のものは葛根4gでK社のものは8gだったりします。

自分で選ぶのなら、やはり君薬である葛根の含有量が多い方をおすすめしたいですね。

風邪の漢方薬の種類は葛根湯の他に前述の麻黄湯、桂枝湯、小青竜湯などドラッグストアや薬局にいくと何種類もあるかと思います。

それぞれに特徴的な症状があるので箱の裏の症状をよく読むか、お店の薬剤師さんに聞いて一緒に選んでみると良いですよ。

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コメント

  1. […] 妻ブログ:バーサの幸福論 葛根湯を選ぶ時の風邪症状 も宜しかったらご覧ください。 […]

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