卒乳後の代償行為

娘が2歳半で卒乳し、半年がすぎました。

それまで毎日何度も授乳していましたが、卒乳の日以降、一度もおっぱいは飲まず欲しがらずにここまできました。本人も、おっぱいを飲んでいたのはなつかしい思い出になっているようです。

ただ、ひとつだけ…寝る時におっぱいをいじるクセがぬけないことが悩みの種なんです。

ウトウトし始めると手がのびてきて、襟口のところからぐいぐい手を入れてきます。服の上からではなく、直接乳首をさわっていないとダメらしい。どけようとしても、かなり力を入れて抵抗されます。

熟睡すると離しても反応しなくなりますが、眠りが浅くなったり夜中目が覚めたりすると、またぐりぐり手を入れてくることの繰り返し。よくよく考えてみると、卒乳からずっとコレのおかげで私は熟睡したことがないほどです。

今夜もあいかわらずぐりぐり手を入れる娘に聞いてみました。「なんでおっぱい触るの?」

すると娘は「だって、そだててるの!」というのです。

んん?育ててる?自分を?それともおっぱいを?などと疑問がどんどんわいてきましたが、多分この子が言いたいのはこういうことかな。

「おっぱいを飲めなくなったから、手でおっぱいから元気をもらって大きくなろうと思ってるのかな?」と聞いてみたら、「うん!そう!」という娘。

なるほど…よくある子供のかんちがいとして受け流していいところかもしれませんが、私はこれにひっかかりを感じました。

この子はとてもカンがいい子。そう思っているということは、本当におっぱいをさわると気がもらえる感覚があるんでしょう。実際私も、卒乳してからも疲労感が強く、まだ体調が回復しきっていません。元々私の体調不良がきっかけでおっぱいをやめてもらったにもかかわらず。これはまだ体力を消耗する何かがあるからなのだろうと思っていましたが、まさかこれが?

そこで娘とお話合いしてみることに。

「おっぱいがなくても、もうあなたはたくさんごはんが食べれるようになったし、元気に動いて自分で大きくなれるようになったよ。でもママからばっかり元気をあげてると、ママはどんどん弱くなっちゃうよ。おっぱいじゃなくて、手をつないでほしいな。そうすればあなたの元気はママに届くし、ママの元気はあなたに届く。そうしたら二人とももっと元気になれるよ。」

うーん、と考える娘。そして小さく「うん、いいよ」といって胸から手を抜き、小さな手で私の手をにぎりかえしてくれたのです。

ああ、やっぱりやさしい子だなあ。本当はいやだし不安なんだろうに、「ママのために」とガマンしてくれちゃうんだね。ありがとう。

それからうとうと半分寝ぼけた状態になったら、また胸元に手をのばしちゃってましたが^^;徐々にこれも卒業できたらいいですね。


この卒乳後の代償行為については、いろいろなお母さんから話を聞くと本当に多種多様なパターンがあるようです。

うちの上の子は、ママの上に乗って胸に耳を当てて心臓の音を聞きながら眠る時期がしばらく続いて、ある日を境にぱたっとそれをやめ、普通に寝るようになりました。

あるお友達は、お気に入りの毛布を持って寝るのが習慣化して、幼稚園にも持って行っていたらしいです。

また、お母さんの二の腕のお肉をタプタプしながら寝ていた子、お腹のお肉をにぎって寝ていた子、あごを触りながら寝ていた子などなど。

どの子も共通しているのは、何かしらの「お気に入り」をおっぱいの代わりにして、安心を得ているという点ですね。お母さんの身体の一部である場合が多いものの、毛布やタオル、ぬいぐるみだったという子も結構いました。

あまり知られていないことですが、モノにも気が宿っています。気が合うモノというのも確かにあります。無生物だから気がない、と考えるのは早計だということです。この子たちにとっては、それらのモノが人肌に匹敵するほどの重要な気の拠り所となっているのだろうと思います。

生まれてからずっと心と体の拠り所だったおっぱい。子供たちにとって卒乳は本当に大きな試練の時です。

これから待ち受けている試練の多くも、自分自身で立ち向かわなくてはならないものです。親が手助けできるものなど、たかがしれているでしょう。子供たちの自立の第一歩が、卒乳なのかもしれません。

ここからうまく次のステップへふみ出せるように。私たちにできることはまたしても見守り、祈ることぐらいしかないのですが。

それまではもう少し、胸を貸していてあげようじゃあないですか。

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