やむをえずステロイドを使用したのならー副腎のケアについて

昨日のブログを読んだ夫が、ステロイドについてどういうリスクがあるのか聞いてきました。

彼も薬剤師なのでわかっているとは思うのですが、ステロイド剤の副作用には次のようなものが知られています。

ステロイドによる副作用

・免疫が抑制されることにより感染しやすくなる

・副腎が萎縮して、ますますホルモンがでにくくなり症状が悪化する

・インスリンの作用を弱め、糖尿病を悪化させる

・胃粘膜を薄くして潰瘍ができやすくなる

・骨密度が下がる。骨粗しょう症になりやすくなる、骨折しやすい

・不眠や精神不安定

・血圧上昇、血栓ができやすくなるetc…

内服薬や点滴では作用が全身に及ぶため、副作用が重くかつ広範囲にでやすくなります。みただけで使うのやめたくなるような気がしますが^^;ステロイド剤の主作用である抗炎症作用は超強力ですから、これらのデメリットを覆い尽くすほどのメリットもあるお薬なのです。

さて、夫と話し合っていて感じたのが、「ああ、この人はもう自分で結論をだしている」ということ。ステロイド剤を服用する、という決心がとうについているということでした。

元々彼が難聴になった経緯が、明らかにストレスの影響で発症したとしか思えない状態でした。今現在も、重いストレスに悩まされている真っ最中です。

その状態を少しでも改善できないものかあれこれ聞いてみたのですが、すでに難聴の状態で仕事をしていること自体がまたストレスになってしまったようです。ようやく治る道筋が見えて来たのに、さらにストレスコントロールに頭を悩ませるほどの余裕はもう彼に残っていなかった…

もう、ここはすっぱりステロイドのお世話になりましょう!

とはいえ、前述のとおりステロイドには副作用がつきものですし、何より服用期間が終わった後にこそ本当の難関が待っているのです。

今度は対策をシフトチェンジします。つまり、いかにステロイドの副作用を抑えていくか、に重点をしぼります。

ステロイド剤は、副腎皮質から分泌されているステロイドホルモン糖質コルチコイドを人工的に合成した製剤です。これを使うということは、副腎皮質ホルモンを外から足しているのと同じ状態になるわけです。

ホルモンは血液内の濃度を自ら察知して、量が多すぎると分泌を少なくし、量が減っていれば分泌し始める特性があります。これをフィードバック機構と呼びます。

薬によってホルモンが増量された場合でも体はフィードバック機構に基づいて分泌量を調節しますから、服薬期間中は自前のホルモン分泌を少なくすることができます。その分副腎を休ませられますから、原因が副腎疲労によるものだった場合は著しい改善がみこめるでしょう。

薬をやめた後もホルモン量を服薬中と同じように保つためには、急に自前のホルモン分泌量が増えることになり、一層の負担がのしかかることになるのです。

ですから、ケアのポイントはここ。服薬後、副腎に負担がかかる時期にこそ行うべきだと思います。

漢方でしたら腎を保護し、気を補う補腎薬を使うのがいいでしょう。有名どころでは補中益気湯(ほちゅうえっきとう)や八味地黄丸(はちみじおうがん)などがあります。夫の場合すでに補中益気湯を常飲しているため、ここでは生活習慣でのケアに的をしぼってお話しします。

副腎のケアって?

一番は休むこと!これに尽きます。副腎に限りませんが、臓器が自己修復するのは夜間です。主に22時~2時のゴールデンタイム!ここでしっかり深い睡眠をとることが重要です。できれば21時台、遅くとも23時までには寝るようにしましょう。

副腎の自己修復にはビタミンやアミノ酸がたくさん使われます。その一方、糖質は血糖値を上げてインスリンを分泌させますから、それを調節する副腎にも大きな負担をかけてしまいます。

糖質はひかえめに!タンパク質や良質の脂質、野菜や果物を積極的にとりましょう。とくに朝食でしっかりとっておく必要があります。糖質コルチコイドの分泌量は朝が最も多くなるためです。

副腎疲労の中には夕方から分泌量が上がるタイプのものもあります。疲労感はあるのに夜目がさえて寝付けない方などはこのタイプですね。この場合でも、けっして夜食を多めにとってはいけません。消化吸収には多大なエネルギーを使いますから、臓器を修復する夜間には避けるべきなのです。食事はできれば20時まで、遅くとも21時には終わらせておきたいですね。

カフェインやアルコールも、とるとシャッキリする気がしますが、排泄する際にこれまた副腎に負担をかけてしまいます。なるべく控えて、とっても少量にしておくほうがよさそうです。

可能ならば、小麦や乳製品など腸の炎症をおこしやすい食品も、薬の影響が落ち着くまでの間は避けた方がより良いでしょう。

ステロイド剤は代謝されて体内からなくなるまで1~2日しかかかりませんが、影響は1ヶ月から長い時は数か月間続く場合もあります。本当に諸刃の剣ですね~…

副腎への負担をへらしつつ、せっかくステロイド剤が抑えてくれた炎症を再燃させないよう、よりいっそう体をいたわる生活を心がけたいですね。

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