土に根ざす、人と草

冷たい風が吹いて、残っていた桜の花もどんどん散っていきます。さみしくもありますが、花吹雪も春の醍醐味ですね。

桜の開花は例年より早かったのに、咲き始めてからは寒い日が続いていて、かれこれ二週間になろうというのにいまだに残った桜が楽しめるなんて!今年はついてます^^

さて、寒いとは言っても日差しはすっかり春のもの。庭ではいろいろな草花が芽吹いています。

先月子供たちがめちゃくちゃに植えてくれたチューリップも、芽が出ましたよ!植えるのが遅かったので、余所ではすっかり花盛りになっているチューリップに後れを取っていますが、おひさまを浴びてぐんぐん育っています♪

もちろん雑草たちも、同じようにぐんぐん育っています^^;

雑草だって命。なるべく自然に…と言いたいところですが、放置すると水はけが悪くなってコケが生えたり、やぶ蚊の温床になってしまうので、やはり抜かなくてはならないのです。

雑草の中でも、生命力や繁殖力が強いものは厄介です。うちでは特にスギナとドクダミ!

この2つは、抜こうとすると根っこが途中で切れやすいです。そして地中に残った根っこから、また成長していくのできりがないのです。どちらも薬用になる有用な植物でもあるんですけどね。

仕方ないので春先の芽が出たてのこの時期、なるべく光合成で栄養を根っこに蓄えきる前に抜いておきたいところ。今日も雨上がりの柔らかくなった土のところをゆっくり丁寧に掘り出して抜いていきました。

このうちに引っ越してきて1年。我が家がすむ前1年ほどは無人で、その前もあまり手入れされないまま放置されていた庭でしたから、昨年はまき散らされた種や根っこから生えてくる雑草たちに追われ、何度草取りしても全然間に合わなかったものです。

でも1年手入れし続けた甲斐もあって、今年は草たちの様相がずいぶん変わってきました。

背丈の高い草や深く根付いた草が少なく、土も空気を含んで少し柔らかいようです。まだ土壌マイクロバイオームは十分育っていないようで、たまに顔を出すミミズもあまり元気がないものばかり。まだまだ改良が必要なのを実感します。

昨年抜いた草や根っこは草ゴミとして処分してしまったため、土壌の栄養が減ってしまいました。増やすために今年は簡易コンポストをしてみることになり、庭の片隅に茶殻や漢方ゴミを集めているところです。

余談ですが、我が家では皆漢方薬を服用しています。しかもよくある粉の薬ではありません。植物などを刻んで乾燥させた「生薬」を配合し、30分煎じて作る本格的煎じ漢方薬です。

煎じた後は薬効成分がなくなってただの植物クズになっていますので、肥料化できそうな予感がします。なんだか体にも良さそうな肥料ですしね^^

コンポスト用地にも当然雑草が生えていて、特にドクダミが多いスポット。ドクダミは草の部分だけでなく、根っこからもあの独特のにおいがします。抜いていると手に臭いが染みついていきます。

昨年抜いたつもりの芝も、根っこがかなり生き残っていてまた顔を出し始めていました。深めに土を掘ると、色々な草木の根っこがごっそり土についてきます。

丁寧に土を落としていくと、細かいたくさんの根が、人間の毛細血管のように見えてきます。

以前読んだ「土と内臓」という本にあった、人間の腸絨毛と植物の根っこは同じ働きをしているという一説が思い出されました。

私達もまた、土から離れては生きられません。

ラピュタでもワンピースでも、「土に根ざす」ことの大切さを忘れた人間のおろかさを描いていましたが、今の都会にも土はあまりありません。

公園の土はかたく乾き草はなく、砂場は不衛生と言われ、庭もなければいったいどこで土と触れ合う場所があるのでしょう?

土に根を張る雑草たちを引き抜くたびに、いきいきと現れる根っこをみるたびに、私たちは何か大切なことを忘れてはいないかと、命に問いただされている様な気がします。

スポンサーリンク
スポンサーリンク




スポンサーリンク




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク




%d人のブロガーが「いいね」をつけました。